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忌野清志郎の「キモちE」は、ラブソング(かもね)。 [音楽(忌野清志郎)]

RCサクセションの代表曲とも言える「キモちE」。
忌野清志郎さんは、RC解散後もこの曲をひんぱんに歌っていたし、
覆面バンドLOVE JETSでセルフカバー。
清志郎さんのお気に入りの楽曲だったように感じる。
曲は、パンク調のロック。RC後期、そして解散後、
そのアレンジはパンク色がますます強くなっていった。







「キモちE」  作詞・作曲 忌野清志郎

E E E キモちE
E E E キモちE
E E E キモちE E

そうさおいらは一番キモちE
だれよりもキモちE サイコーサイコー
かかかかかんじるキモちE E
だれよりも キモちE どこまでもキモちE

布団で寝ている奴より 女と寝ている奴より
新聞よんでる奴より 音頭をとってる奴より
だれよりも キモちE どこまでもキモちE サイコー

              (全歌詞/goo音楽


激しく高揚していく曲のイメージと歌詞の内容から、
そのテーマは、ドラッグ、あるいはSEX。
そのどちらかだと連想した人が多いのではないだろうか。
サイコーは、「最高」と、「さあ、いこう」との
ダブルミーニング。
そして、Eは、音楽のキーを表すE。音楽の高揚を
表す言葉でもあるのではないかと。

しかし、歌詞をよく見ると、気持ちいい比較対象に
「女と寝ている奴」と出てくるので、SEXをテーマにしたものでは
ないことがわかる。これはドラッグソングなのだ。

清志郎さん自身が、この歌について、
こんなコメントを残している。
「キモちEは、まあヘロインをやってつくったんですね 笑」
「ヘロインというのは結局、ただ気持ちいい。で、これは
 ダメなんだと思った。(中略)
 これは、一番いけないと思ったわ、俺は」
(忌野清志郎画報「生卵」より引用)

と、すごいこと言ってるが、もしかすると
少しリップサービスが含まれているかもしれない。
でも、あきらかにこの歌は
「ヘロイン」をテーマにしたドラッグソングだと
本人が言い切っている。ヘロインによる異様な高揚感を
表現して、逆説的にアンチドラッグを唱えた楽曲という
ことだろう。



で終わってしまうと、あたりまえすぎてつまんないし、
あえて、この曲は、ある時期からラブソングとして
歌われるようになった、と新説を提唱してみよう。

それは、前々から、この楽曲に関して
ひとつの疑問があったからだ。
気持ちいい比較対象にあげられているのは、
オリジナルの歌詞では
布団で寝ている奴、女と寝ている奴、
新聞よんでる奴、音頭をとってる奴、
車に乗ってる奴、電車に乗ってる奴、
条件だしてる奴、牛乳飲んでる奴。
となっている。
当初はオリジナル通りに歌っていたようだが、
清志郎さんは、やがて、この部分の歌詞を
いろいろ変えて歌うようになった。

研究している奴、昆虫採集している奴、
テレビを見ている奴、オナニーしている奴、
そして、マリファナ吸ってる奴。
疑問に思ってたのが一番最後、
なんでマリファナって歌詞を入れたのだろう、
ということ。
ヘロインとマリファナは、まったく別物なんだろうけど、
この一行で、アンチドラッグというテーマが
ぼやけてしまうんじゃないかなと感じていた。
それと、なぜそこまで、この歌にこだわり
歌い続けるのかという疑問。

で、あるとき、その答えにたどりついた。

清志郎さんは、「愛しあってるかい」と問いかけることによって
ジョンレノンと同じく「ラブ&ピース」を訴え続けた。
しかし、その言葉のルーツは、オーティスの映像。
言葉を発した当初は、遊びというかパロディであって、
そんなに深い意味はなかったんだと思う。(参考/過去記事

「キモちE」も、同じなんじゃないか。当初は、アンチドラッグ。
それをある時期から、歌詞の解釈を変えて、
「愛しあってるかい」を象徴する楽曲として
歌うようになったのではないか?

その解釈とは、この歌の高揚(キモちE)は
ドラッグではなく、S・E・X。
そうすると、「女と寝ている奴より」という比較対象と
同じ意味になってしまうではないか?
という疑問が浮かぶが、そうではない。
「女と寝ている奴」という表現には愛が感じられない、
つまり、それは愛のないSEX。
それよりも、キモちE、愛のあるSEXの歌なのだ。

愛しあうという行為は、愛のないソレや、ドラッグ、
いろんなものよりキモちE。
さあ、いこう、さあ、いこう。みんなで愛しあおうという
メッセージとして歌っていた。
つまり、「キモちE」はラブソングでもあった。


な〜んて、ちょっと強引すぎるかなw







清志郎さんが読んでたら、
こいつは、なにバカなこと書いてんだって
思われるかもしれないけどw

音楽なんて、いろんな解釈が
あっていいんですよ。




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コメント 6

PANDA

BRUCE06さま
ライヴでこの曲が演奏されると
間違いなく首振り♪、タテノリ♪♪、絶叫☆してました・・・
懐かしいです(^^)

by PANDA (2010-11-11 21:10) 

BRUCE06

この曲、かなりのアップテンポなんで、
ついていくのが大変でしたw
いろんなライブで歌ってましたよね。
by BRUCE06 (2010-11-12 19:28) 

よし

ぼくは、「ロックを歌うのが何よりもキモチEぜ!」ってことだと感じてました。清志郎さんはギターで曲作るほうがイチャつくより楽しいって言ってたから。
by よし (2011-04-23 21:19) 

BRUCE06

よしさん、コメント
ありがとうございます。

音楽とドラッグのダブルミーニング、
と考えるのが一番正しい解釈なんでしょうね。
私の解釈はかなり
強引なんで、
読み物として楽しんでくださいw

イチャつく、というのは
「愛しあう」につながるような
気もするんで、もしかすると、
なんて思ってw



by BRUCE06 (2011-04-25 10:38) 

every night I have the blues

ヘロインがきっかけなんだと思いますが、なにあはともあれバンドマンとしてシャウト、歌うこと自体が気持ちEんだろうなあと思います。
歌っている姿はどうみても気持ちよさそうですもん。
by every night I have the blues (2015-02-27 15:40) 

BRUCE06

キモチ良く歌ってる生の姿、もう一度見たかったですね。
by BRUCE06 (2015-03-05 12:22) 

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